~フランス共和国~

概要
フランス共和国。通称、おフランス(今どき誰も言わない…)。
国際連合の常任理事国であり、先進国首脳会議(G7)参加国。EU加盟国。
イギリスやドイツとともにヨーロッパの中心的存在であり、世界的にも非常に重要な国です。
漢字で書くと仏蘭西。よくニュースなどで略称として「仏」と記載されていますが、仏蘭西の頭文字を取ったものです。
私の中のイメージ的には華やかなフランスのお国柄と「仏様」とは相反するのですが、先人達のお決めになったことなのでまあ良しとします。
さてフランスと言えば。と言われてみなさん何を思い浮かべるでしょうか。
「エッフェル塔」「凱旋門」「ルーブル美術館」「ナポレオン」「ワイン」「フランス料理」「イヤミ」
このあたりでしょうか?
とにかくこの国は日本人にとって「お洒落」、今風に言うと「シャレオツ」な国として認識されていると思いますが、そのイメージに違わず芸術・ファッションにおいて右に出る国はありません。
ファッションブランドで言うと「ルイ・ヴィトン」「エルメス」「シャネル」「ディオール」「サン・ローラン」と挙げればキリがないほど。いずれも言わずと知れた高級ブランドです。買ったことないけど。
サッカーも盛んで、世界5大リーグの一角「リーグ・アン」を擁しています。サッカーを知らない人でも「パリ・サンジェルマン」というクラブチームの名前は聞いたことがあるでしょう。もちろん異論は認めます。
プレイヤーでいくとプラティニ、ジダンらのレジェンドを輩出しており、近年ではエムバペがフランス国民のヒーロー的存在であります。
また食に非常にうるさい国であり、ワインやチーズをはじめとした名産品の数々とそれらを使用して作られる「フランス料理」は世界三大珍味料理として非常に有名です。フランスパン以外食べたことないけど。
さてさてそれではそんなフランスについて、いろいろと見ていきましょう。
基本データ
正式名称:フランス共和国(英:Republic of France)
首都:パリ
面積:551,500㎢(日本の約1.5倍)
人口:68,305,148人(2022年)
公用語:フランス語
通貨:€(ユーロ)
元首:エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)
国内総生産:2兆6244億1600万ドル(一人あたり4万298.851ドル)
ドメイン:.fr

国旗

フランス国旗。トリコロール(Tricolore)と呼ばれます。
Tri(3つの)Colore(色)ということですね。なので、イタリア国旗やドイツ国旗など3色で構成された国旗はすべてトリコロールということになりますが、トリコロールといえばやはりフランス国旗となります。まあフランス語ですしね。
左から青、白、赤で構成されそれぞれ「自由」「平等」「博愛」を表します。
フランス革命(1789年)において、パリ市庁舎でルイ16世にこの組み合わせ(コケード:帽章)を披露したことが始まりとされています。その後、1794年に共和国の正式な国旗となりました。
ひと目見ればどこの国かイメージされる、大変有名な国旗です。シンプルなデザインですがとてもカッコいい国旗ですね。
場所と地理的特徴

フランスは「六角形(ヘキサゴン)」と称されるほどまとまった国土を持ち、国土の約6割が平地や緩やかな丘陵地で構成される、農業に適した平坦な地形が特徴です。東部から南西部にかけてアルプス、ジュラ、ピレネーの険しい山脈が自然の国境となり、中央部には中央高地(中央山塊)が広がります。
フランスの地形の主な特色は以下の通りです。
- 平野と盆地(国土の大部分):
- 北部から西部にかけては、ヨーロッパ中央平原の西端にあたる平坦な地形が広がります。
- パリ盆地:北部の中心。緩やかな丘陵と平野が重なり、ケスタと呼ばれる特徴的な地形も見られます。
- アキテーヌ盆地:南西部に位置する平坦な地域。
- 山脈・山地(東・南・中心部):
- 河川と海岸線:
- 主要河川はセーヌ川、ロワール川、ガロンヌ川、ローヌ川。これらは農業や交通の要衝。
- 約3,500kmの海岸線を持ち、北海、イギリス海峡、大西洋、地中海に面しています。
この平坦な地形と温暖な気候の組み合わせにより、フランスは西欧最大の農業国となっています。
ということでフランスの国土には平野、山脈、海岸線がバランスよく存在し、地理的に非常に恵まれた国と言えます。
ちなみに可住地域(人が住むのに適した土地)はなんと日本の3.5倍もあります。羨ましい!
気候と自然
フランスの気候は地域によって異なります。
国土がそこそこ大きいため「西岸海洋性気候」「地中海性気候」「大陸性気候」と3つの気候区分に属しています。これ、ヨーロッパの国ではフランスだけなんですね。
西部は海洋性気候で一年を通して温暖、
南部は地中海性気候で夏は乾燥します。
東部や内陸部では大陸性気候の影響を受けます。
この気候の多様さが、ワインや農作物の種類の多さにつながっています。
農業の概況と主要産品は、
食料自給率: カロリーベースで129%(日本は39%)と非常に高い。
EU最大: 農用地面積はEU全体の18%、生産額は21%を占める。
主要作物: 小麦、とうもろこし、大麦などの穀物、てん菜、ぶどう(ワイン)、肉牛(牛肉)、生乳。
地域性: 北部は大規模な穀物地帯、西部は酪農、南部は地中海式農業(ぶどう、果樹)が盛ん。
などとなっています。
これらのことからフランスは「ヨーロッパのパンかご」と呼ばれています。

文化・暮らし
フランス文化は「自由・平等・友愛」の理念に基づき、芸術(美術、映画、ファッション)、洗練された食文化(ユネスコ無形文化遺産)、論理的思考と批評精神、個人主義と社交性、そして日々の生活を楽しむライフスタイルが特徴で、歴史的・伝統的な価値観と革新性が共存しています。
■主な特徴
価値観:自由、平等、友愛(Liberté, Égalité, Fraternité)が根底にあり、個人の権利と選択の自由を尊重します。
芸術と美意識:ルーヴル美術館に代表される豊かな芸術、世界をリードするファッション、映画など、美と芸術への意識が高いです。
食文化(美食):ユネスコ無形文化遺産に登録され、コース料理、ワイン、チーズ、パン(バゲット)が食事の中心で、家族や友人との交流の場でもあります。
思考と表現:論理性を重んじ、自分の意見をはっきりと主張する(時に複数人で同時に話すことも)傾向があります。
生活様式:カフェ文化が根付き、日常の小さな楽しみ(食事、会話)を大切にし、家族との時間を重視します。
社会性:
移民を受け入れ、多様な文化を取り込みながら自国文化を発展させてきた社交性と、既成概念を打ち破る前衛性も持ち合わせています。
フランス出身の著名人
歴史のある国なので、各界に著名人がいっぱいいます。ごく一部の方々をご紹介します。
- クロード・モネ:
19世紀〜20世紀初頭に活動した画家。印象派の創設者の1人であり、自然の光と色彩の変化を追及した「光の画家」として知られる。 - アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ:
世界中で愛される『星の王子さま』の著者として知られる小説家であり、同時に伝説的な郵便飛行士でもあります。 - ジャン・レノ:
モロッコ出身の俳優。リュック・ベッソン監督の『レオン』(1994)で孤独な殺し屋を演じ、世界的な名声を獲得した。大の親日家。 - アラン・ドロン:
1960年代を中心に『太陽がいっぱい』などの名作で世界的な人気を誇った俳優。 - アラン・プロスト:
F1世界選手権の年間王者を4回獲得。アイルトン・セナ最大のライバル。通称プロフェッサー(教授)。 - ジャン・アレジ:
ジル・ビルヌーブを彷彿とさせる熱い走りで観客を熱狂させたF1ドライバー。そして生涯唯一の勝利はフェラーリ、しかもカナダGPで。後藤久美子さんの旦那さん。息子もレーシングドライバー。 - ミシェル・プラティニ:
フランスサッカー界の元祖レジェンド。雰囲気がめちゃシブいお方でした、ザ・エレガント。後年、UEFA会長も務められました。 - ジネディーヌ・ジダン:
フランスサッカー界のレジェンド。ワールドカップ決勝での頭突きが有名(お相手はイタリア代表のマテラッツィ)。マルセイユ・ルーレットの使い手。
※人選が多少偏っていますがお気になさらず。
ちょっとした雑学?
- ミシュランガイド
よく耳にする「ミシュランガイド」は、世界で最も権威のあるレストラン・ホテルの格付けガイドです。「ミシュラン」じたいは世界的に有名なタイヤメーカーなんですが、ドライブをより楽しくし、タイヤの普及を促進する目的でドライバー向けに地図や修理方法、ガソリンスタンド、宿泊施設、レストランなどの情報をまとめた無料冊子として1900年に誕生しました。
無料冊子がここまで権威あるガイドになるとは、当時は誰も思ってなかったでしょうね。

- フランス語
フランス語はフランス国内だけでなく、50以上の国や地域で使われています。
例えば
・カナダ
・ベルギー
・ルクセンブルク
・スイス
・コートジボアール
・カメルーン
あたりが知られたところですかね。
フランス語、ってあまり浮かばないんですが
Bonjour (ボンジュール):こんにちは
Merci (メルスィ):ありがとう
Je t’aime (ジュ・テーム):愛している
このあたりはみなさんもご存じではないでしょうか?
まあ知っていても使うことほとんど無いんですけどね。フランス人の知り合いなんか居てないですし。
それでは、このへんで。Au revoir(オ・ルヴォワール)。
